養生法 ツボ編13【支溝(しこう)】乾燥時季の便秘
快食・快眠・快便を目指していても、なかなか便意をもよおさない、出てもスッキリしない…など、「便」でお悩みの方は多いのではないでしょうか?
今月の「美と健康のツボ講座」は、支溝(しこう)。
便秘のツボとしてよく知られています。
肘に通じる(支)狭い場所(溝)という意味を持つ支溝は、手の甲側、手首から指幅4本分のところ、中央あたりにあります。
乾燥が気になる秋は便秘になりやすい季節とも言われていますので、ツボ押しに加え、生活習慣なども見直してみましょう。
便秘の定義やタイプはさまざまですが、厚生労働省から発信されている情報では、慢性便秘症の治療の基本は「生活習慣の改善」と「食物繊維の摂取量適正化」と紹介されています。
一部抜粋して引用させていただくと以下のような内容が書かれています。
・便意を我慢しない
・適度な運動を行う
・1日3食を規則正しくとる(とくに朝食)
・朝食後、トイレに座る習慣をつける
・水分をしっかりとる
・適切な食物繊維(水溶性・不溶性)の摂取
ただし、大腸通過遅延型便秘症や便排出障害の方は食物繊維摂取量を増やすとかえって悪化する場合も多いそうです。専門医の診断のもとで適切な治療を進めるよう記載されていますので注意してください。
鍼灸(しんきゅう)や按摩(あんま)などの治療は資格が必要ですが、ツボ押しは自分でできる養生法です。
美や健康にまつわるツボをご紹介していますので、気軽にトライしてみてください。
ただし、妊婦の方や熱のある方、体調のすぐれない方などは控えてくださいね。
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養生法 ツボ編1【神門・通里】(ほてり・気分が落ち着かないとき)