養生法 ツボ編12【気海】食欲不振
「美と健康のツボ講座」は、気海(きかい)。
おへその真ん中から指2本分下にある気海は、先天(せんてん:生まれながらにして持っている)の気が広く集まるところ(海)という意味を持つツボです。
東洋医学(漢方)では、元気の源である気が不足すると、内臓の働きも悪くなり、疲れやすくなるとされています。
気海は、疲れやすい、食欲不振や胃がもたれるなど、胃腸の調子がいまひとつというときにおすすめのツボです。
指の腹や手のひらでやさしく押して、気を補い、弱った胃腸を元気に整えましょう。
お腹はたいせつな臓器を守っている場所ですので、くれぐれも強く押さないようにしてくださいね。
また、暑いときは冷たいものについつい手が伸びがちですが、ツボ押しだけでなく、冷たいものの取りすぎに気をつけて、普段から胃腸に負担をかけないようにする工夫をしましょう。
鍼灸(しんきゅう)や按摩(あんま)などの治療は資格が必要ですが、ツボ押しは自分でできる養生法です。
美や健康にまつわるツボをご紹介していますので、気軽にトライしてみてください。
ただし、妊婦の方や熱のある方、体調のすぐれない方などは控えてくださいね。
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養生法 ツボ編1【神門・通里】(ほてり・気分が落ち着かないとき)