養生法 ツボ編5【三陰交】しみ

私たちの体には361の経穴(ツボ)があるとされています。
これらのツボは、経絡(けいらく)という、東洋医学(漢方)でいうところの「気(き)」や「血(けつ)」の通り道にあります。
それぞれに特有の働きを持つツボは、長い年月をかけて確立されました。
私たちは一人ひとり体格が違いますので、ツボを見つける方法として、同身寸法(どうしんすんぽう)というものがあり、
本人の中指の第2・第3関節の間、もしくは母指(ぼし:親指)の幅を基準に1寸と定めています。
そのため、ツボの1寸は長さの単位3.03cmとは少し違うんですよ。
鍼灸や按摩などの治療は資格が必要ですが、ツボ押しは自分でできるセルフケアです。
美や健康にまつわるツボを月に一度ご紹介してまいりますので、気軽にトライしてみてください。
ただし、妊婦の方や熱のある方、体調のすぐれない方などは控えてくださいね。
今月の「美と健康のツボ講座」は、「しみ」におすすめのツボ・三陰交(さんいんこう)です。
内くるぶしから指4本分(3寸)上がったところにある三陰交は、冷えを取り除き、ホルモンバランスをととのえるツボとして
よく知られています。
「しみ」は、東洋医学(漢方)でいうところの瘀血(おけつ)といって、ストレスや冷えなどにより血(けつ)が停滞することによって
起こりやすくなります。
美しい肌のためにもストレスや冷えに気をつけて、こころもからだもすこやかに過ごしましょう。
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養生法 ツボ編1【神門・通里】(ほてり・気分が落ち着かないとき)