YOKUININGコラム Vol.12【月の満ち欠けについて】
本コラムでは、YOKUINING(ヨクイニング)ブランドに関することだけでなく、健康や漢方などにまつわる話も織り交ぜてご紹介していきます。
みなさん、『月』はお好きですか?
昨年話題になった鹿児島県・喜界島(きかいじま)に伝わる『月と太陽』の伝説を題材にしたテレビドラマがありましたが、
『かぐや姫(竹取物語)』や『狼(おおかみ)男』など、月にまつわる不思議な話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
人の生と死が満月・新月と関係しているといわれるなど、不思議な力が宿っていると考えられている『月』。
東洋医学(漢方)の世界では新月から満月へと満ちていく周期、満月から新月へと向かう周期に合わせた鍼治療について、
『霊枢(れいすう)』と合わせて『黄帝内経(こうていだいけい)』とよばれる中国の古典医学書・『素問(そもん)』の
八正神明論篇の中で次のように説いています。<以下、一部抜粋>
『月始生、則血気始精、衛気始行。月郭満、則血気実、肌肉堅。
月郭空、則肌肉減、経絡虚、衛気去、形独居。是以因天時、而調血気也。』 【現代語訳】 月が初めて生じるとき、血※1気※2も滑らかに流れはじめ、衛気※3ものびやかに行(めぐ)りはじめます。月が満ちて満月になると、血気は充実し、筋肉も堅くしまります。 月が欠け闇夜になると、筋肉は比較的瘦せ衰え、経絡(けいらく)は空虚に、衛気も減退し、肉体だけが残ります。以上のようなわけで、天の時に順って血気を調えてやらなければならないのです。 |
一部分を抜粋してご紹介していますが、こちらの箇所では、月の満ち欠けに合わせて血や気を調えなければならないという考えを説いています。
さて、何かと気忙しい現代は、月の満ち欠けをゆっくり楽しむ時間を持つことも難しいかもしれませんが、本日3月18日は“満月”です。
今日は雨の地域が多いあいにくの天気ですが、月が好きな方も、そうでない方も、たまには空を見上げてお月見でのんびりと、
お好きな飲み物を片手にリラックスするのはいかがでしょうか。
※1.血(けつ)は、体を潤す、ホルモン分泌を調整する、体のすみずみまで栄養や酸素を運ぶ、
気持ちを落ち着かせる働きがあるとされています。とくに女性は、血を消耗する機会が多く、
血の不足(血虚:けっきょ)が起きやすいため、手足が冷えやすい、疲れやすい、肌や目の乾燥、髪のパサツキや抜け毛、
不眠などの症状が現れやすくなります。
※2.気(き)とは、体を動かすエネルギー。気がからだ全体をくまなくなめらかに巡っていれば、体や臓器も元気に働きます。
※3.衛気(えき)とは、体表をガードしているバリアのような気(エネルギー)。
+++++
YOKUINING(ヨクイニング)ブランドはみなさまの毎日に「うるおい」と「すこやか」をお届けします。
小太郎漢方製薬こだわりの国産ハトムギのエキスを使っているYOKUINING(ヨクイニング)ブランドは、
乾燥でゆらぎがちな肌を外から内からしっかり保湿し、気持ちよく過ごせる毎日を応援します。
化粧水・美容乳液セットの定期購入が大変お得!!
++++