YOKUININGコラム Vol.4【はとむぎとヨクイニンについて】
本コラムでは、YOKUINING(ヨクイニング)ブランドに関することだけでなく、健康や漢方などにまつわる話も織り交ぜてご紹介していきます。
健康や美容に良いということで知られている「ハトムギ」。
本日はこの多くの人々に愛されている「ハトムギ」についてご紹介したいと思います。
ハトムギは東南アジアが原産のイネ科の植物です。
鳩が好んで食べることからハトムギという名前が付けられたともいわれています。
日本ではハトムギ茶としてお馴染みですが、健康食品や化粧品にもよく使われています。
また、東南アジアではお粥にしたり、お米と一緒に炊いたりして食べる地域もあります。
実はこのハトムギ、医薬品として昔から使われていることをご存知でしょうか。
ハトムギは茶色い皮に包まれていますが、そのハトムギの種皮を除いた種子の部分(白い部分)が生薬のヨクイニン(薏苡仁)になります。
ヨクイニン(薏苡仁)は、約2千年前の中国最古の薬物書(やくぶつしょ)『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』に記載されています。
中国では、イボ治療には使われておらず、鎮痛作用や利水作用を目的に使われていました。
ヨクイニン(薏苡仁)がイボ取りに使われたのは、江戸時代の日本が最初とされています。
江戸時代の本草学者である貝原益軒(かいばらえきけん)が『大和本草(やまとほんぞう)』で、片倉鶴陵(かたくらかくりょう)が『青嚢瑣探(せいのうさたん)』の中でイボ取りについて記述しています。
現在でもヨクイニン(薏苡仁)はイボや肌荒れが気になる方に多く用いられています。
ハトムギ
ヨクイニン