YOKUININGコラム Vol.11【3月の過ごし方】
本コラムでは、YOKUINING（ヨクイニング）ブランドに関することだけでなく、健康や漢方などにまつわる話も織り交ぜてご紹介していきます。
３月２１日は二十四節気のひとつ、春分の日です。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として制定されている国民の祝日です。
草木が芽吹き、冬眠していた動物たちも目覚める春。
春は新しいことが始まる季節でもありますが、反面、生活環境が変わることでストレスを感じやすく、心がバランスを崩しがちな季節でもあります。
のどの異物感、ゲップがよく出る、食欲がない、夜眠れないなどの症状に気がついたら、早めの対処を。
ゆっくり散歩する、好きな音楽を聴く、好きなものを食べるなどしてストレスを減らし、気持ちを整えましょう。
普段からご自身にとってのストレス発散法を見つけておくといいですね。
心と体を一体と考え、バランスを整えて症状を改善していく東洋医学（漢方）は、みなさんの強い味方です。
つらいな、と思ったら我慢せずに東洋医学（漢方）の考え方を取り入れている医療機関、または薬局・薬店※1へ相談してみてください。
【この時季の過ごし方：気持ちも予定もゆったりと】
春は進級、進学、就職、異動などで環境が大きく変わる方が多くいます。
春は他の季節と比べ「肝（かん）※2」の機能が高ぶりやすく不安定になり、気が乱れて滞りやすくなります。
ストレスを感じている状態が長く続くことで肝の働きが低下し、不眠や首・肩のこり、まぶたの痙攣（けいれん）などが現れます。
ストレスを感じたら休憩する時間をつくってみませんか？
できるだけ予定は入れずにゆったりとした気持ちで過ごしてみましょう。
食事には気のめぐりをよくする酸味、苦みのあるものを取り入れて。
脇腹を伸ばすストレッチもおすすめです。
【季節の食養生】
ほたて：肝の働きを助け、補血（ほけつ）作用があるとされているため、倦怠感や不眠などに効果的です。
もずく：体の余分な熱を取り除き、目の充血などを改善します。腸を潤すので便通の改善にも。
グレープフルーツ：気のめぐりをよくします。クエン酸を含んでいるので、疲れているときにもおすすめです。
※1 小太郎漢方製薬の漢方協力会のお店は、小太郎漢方製薬のホームページをご覧ください。
※2 東洋医学（漢方）でいう肝は、気（き）・血（けつ）がスムーズに動くように調節します。
西洋医学でいう肝臓の働きも含んでいますが、それ以外にも感情や自律神経と関係し、ストレスによる影響を受けやすいとされています。
気や血についての説明は、コラムVol.５をご覧ください。
また、肝のほか、五行についての詳しい情報は、小太郎漢方製薬のホームページをご覧ください。
小太郎漢方製薬｜漢方情報 > 漢方の基礎 > 五行チェック (kotaro.co.jp)
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